半導体産業が単なるハイテク技術の集積ではなく、世界の政治経済や安全保障において、より一層大きな影響力を持つようになりました。
特にロシア-ウクライナ戦争を契機に世界の緊張感は高まり、軍事防衛強化のためにも半導体需要は大きく増加しています。
まさに「半導体を制するものが世界を制する時代」に突入したと言えます。
米国のバイデン政権が米国内に建設される半導体工場については5.7兆円の支援金を決め、中国は不動産バブル崩壊で経済的に苦しみながらも半導体支援に5兆円投入を断行すると報じられています。
しかし日本ではそれらを大きく上回る10兆円投入を内定し、国内における半導体工場の開設や海外の半導体メーカーの国内への誘致に投資すると発表されました。
この第一弾として、台湾TSMCの熊本新工場の投資約1兆円に対しては、ほぼ50%の約5,000億円の補助金を出すことになっています。
円安の影響もあって、日本の「物価が安い、賃金が安い、土地も安い」ことに気づき始めた、海外の多くの半導体メーカーが日本に目をつけています。
今後目が離せない100兆円市場間近の半導体業界の動向について、世界の先端技術の最新情報に精通した泉谷渉氏に徹底解説していただきます。
泉谷 渉氏の動画・音声の内容を一部ご紹介
- コロナやロシア・ウクライナ問題で世界的不況の中、半導体業界が20%伸び率達成できる訳
- サムスンやインテルも勝てない、台湾TSMCの飛躍
- 甘利明氏が「半導体を制するものが世界を制する」と言った本当の理由
- ハイテク兵器の開発競争に欠かせない半導体
- 円安が続く日本において、なぜ10兆円もの半導体産業への投資を決めたのか?
- 日本がDRAMで負けた後の次の具体的戦略
- 日本企業からこれから進出を目指す超親日国とはどこか
- 物価・賃金・土地が安い日本で、広大な土地を探している世界的に有名な半導体メーカーとは
泉谷 渉氏の講演の一部を動画でご覧ください
泉谷 渉氏 (いずみや わたる)
産業タイムズ社 代表取締役会長
日本電子デバイス産業協会 副会長
世界の先端技術の最新情報に精通した我国の第一人者。徹底した取材で世界の技術戦争の最前線を明解に解説。著「自動車世界戦争」「日・米・中loT最終戦争」他多。
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