【平松陽一】社長・後継者のためのホンネ経営 Ⅳ-34

Ⅳ.「出退」


34.どこまでやるかの判断

経営の中で避けて通れないのは、どこまでなら満足してよいかというものがあります。例えば、「あいつに任せてもこれ位はできても、これから先は難しいのでは…」というものがあります。
では、この判断を社員と自分の出退を決める時に出来るかというところがあります。
何回も繰り返す経営者の失敗は、明らかに達成できない目標を設定して、その見返りとして社員の収入を増やすという発想があります。これは、多くの場合が外部のセミナーやコンサルタントの意見を取り入れてその気になってやっているのですが、その多くが上手くいきません。
しかし、大義名分としては間違ってはいません。
要は社員と自分の見極めができていないのです。本当にそうしようと思うのであれば、そこに至るまでの戦略がなくてはなりません。それは、これまでの延長では難しく、M&Aや需要増が重なることが前提となります。
ですから、考えなくてはならないのは、次へのバトンタッチで堅実なレベルはどこであるかということです。

次回:2019年12月4日 掲載予定

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