【平松陽一】社長・後継者のためのホンネ経営 Ⅲ-30

Ⅲ.「稼業」


30.”金で金を稼ぐ”の見極め

よく言われますが、お金のある所にはお金が集まるというのは本当です。社長で、会社に現金がいくらあるかを把握している人は意外と少ないということを痛感します。
年商が10億円以下の会社であるならば、資金繰表は必要ありません。毎日通帳を見ていれば良いのです。インターネットでも見れるので、それを毎日続けることです。不思議なもので、毎日通帳を見ている内にお金が増えてくるのです。
私の関係先で、先代が残した債務で資金が回らなくなった会社がありました。当然営業努力、内部管理の徹底をしてもらいましたが、毎夜寝る前に現在の預金高を社長に確認してもらいました。すると、不思議に業績が好転しだしたのです。
これは、医者がよく言う「体重計に毎日乗っていれば、体重は増えない」「毎日血圧を測っていれば血圧が高くならない」
と共通するものがあります。
経理が作成する資金繰表は必要ないという訳ではありません。
規模の小さい内は通帳で、そして大きくなっても経理に現金がいくらあるかについては毎日報告させることなのです。このようにして現金を増やすことによって、大きな投資ができるようになり、それにより更にお金が集まるようになるのです。
これが”金で金を稼ぐ”につながってくるのです。

次回:2019年10月9日 掲載予定

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