【平松陽一】社長・後継者のためのホンネ経営 Ⅰ-6

Ⅰ.「見据え」


6.醒めた見方をどこまでできるか

この社長があるレベルを超えたなと感じるのは、自分のしていることを距離を置いてみている時です。
もう少し具体的な表現をするなら、自分のことを「私」ではなく
「あなた・彼・彼女」と主語を変えることができることです。
「あなたは・彼は・彼女は」となると、客観性を増すことになります。
つまり、醒めた見方が出来るようになるのです。

ところが、「自分は、私は」となると、主観的になってしまうのです。
私は努力しているのに、頑張っているのにとなってしまうのです。
つまり私がこの人は中々な人だと思う社長は、これをしない人なのです。
ある社長がよく言う言葉に、組織の中に無駄な人間はいない。
それぞれの人に価値があるというものがあります。

だからといって、この社長は社員に対して甘いのではなく、
レベルの高いものを求める厳しさがあります。
これと同じような見方を自分自身についてもしていますし、
つくづく自分のどこが劣っているかについて話すのです。
この言葉を他人ではなく、自分に向かって言える時は経営を正しく判断していることになります。

次回:2018年10月3日 掲載予定

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