【平松陽一】社長・後継者のためのホンネ経営 Ⅰ-8

Ⅰ.「見据え」


8.人に好かれることの現実

社長と話していて分かるのは、人懐っこい人が多いことです。
確かに強突くでケチでと思われる社長であっても、どこか人から好かれるところがある。
正直これは先天的なものであることは、否定できません。

ある風俗関係の社長と話している時に、私自身の人の見方に誤りがあることを感じました。
それは若い女性を欺して仕事をさせ、その中からピンはねをしているのではないか、
人の不幸につけ込んだものではないかという私の先入観があったからです。

ところが実際に会ってみると、実に人なつこい経営者であり、
クセはあるが人に嫌われる人ではないということを直観的に感じたのです。
そして、関連する社員(女性を含め)に対する温かい心も持っている人だと分かったのです。
何よりもこの人の昔話の中から、生きてきた人生、小学校時代の幼い姿が浮かび上がってきたのです。
おそらくこの社長は、学校に行けず、きわどい生き方をしてきたのではないかと推測できました。
それは、コミュニケーション理論では説明できないものなのです。
私が表面的な言葉遣いで判断したことに、浅学非才を感じたのです。

次回:2018年11月7日 掲載予定

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