2022年4月1日

【山川裕正】~コラムを始めるにあたって~ 「全国経営者大会のすばらしさを語る①―1」

【山川裕正】~コラムを始めるにあたって~ 「全国経営者大会のすばらしさを語る①―1」


 

 

1.はじめに「コラムを始めるにあたり」

今回、日本経営開発協会及び関西経営管理協会様から、コラム執筆の依頼を受けました。
大変ありがとうございます。大変貴重な場と思いますので、出来るだけ経営者やリーダーの皆様にお役に立てる内容を載せたいと思います。
とは言いましても、雑誌や著書のような堅苦しい書き方ではなく、肩の力も少し緩めて、出来るだけ話し言葉でいきたいと思います。ガサツな部分もあろうかと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。

山川 裕正氏 写真私の得意分野としては、「経営全般」を対象に、特に得意とするのは、「経営・営業診断」「事業戦略から営業実践改革」「経営幹部・リーダーの育成」「組織改革」と言ったところです。
診断→テーマをもった実務支援・指導→実戦的な教育研修と言った流れでのご支援を心掛けています。
そうした企業様の現場を踏まえた実践的なコンサルティング支援をさせていただいておりますが、そのことを通して、独自な実践理論と言うかモデルも構築しており、その理論的な内容も今後お話していければと思っています。
著書も、これまで10冊ほど出させていただきました。私のことは、弊社㈱CBC総研(正式名称:株式会社クリエイティブビジネスコンサルタンツ総合経営研究所)のホームページなどを参照していただければと思います。

それで、今回のコラムの内容ですが、当協会様の「全国経営者大会」について2回に分けてお話したいと思います。大会では私も「経営相談会」の講師をさせていただいており、私にとっても大変思い入れのある大会です。この場を借りて、私の思いをお伝えできたらと思います。

2.「全国経営者大会」について

経営セミナー 全国経営者大会の様子
「全国経営者大会」について、その成り立ちや内容を私からあらためてお話しすることは、
必要ないとは思いますが、その「素晴らしさ」と言うか、経営者やリーダーの皆様にとって、とても役に立つ大会であることについては、もっと強調してもいいのではないか、と思っています。
実をいうなら、恥ずかしながら以前の私はこの全国経営者大会を、「有名人を呼んでのお金がある経営者が集まってのパーティ」くらいに思っていました。しかし、経営相談会の講師と言うこともあって、ここ何年間は、3日間ほぼすべての講演を聞かせていただいて、全く違うことがわかりました。本当に役に立つ、と断言できます。
むしろ、この全国経営者大会に参加して、各講演内容を真剣に聞いてなお役に立たないと思えるなら、その方はよほどボンクラな社長かリーダーである、とさえ断言できると思えます。
(口が悪くて、失礼しました。ちょっと言い過ぎかもしれませんが・・・)
実際私自身とても勉強になっていて、もっと勉強しなければという思いが強くなりますし、
大いなる気づきがいくつもあり、実際のコンサルティングにも役に立っています。

3.これまで、とても印象に残った講演として

例えば、

「東京オリンピック柔道の代表監督、井上康生さんの講演から」

                            (公演:2019.1.24 全国経営者大会より)
というレジメを私なりに作成して、私がお手伝いしている企業様のリーダー研修で実際に使わせていただきました。
その後、東京オリンピックでの柔道チームの大活躍があったわけですが、私はこの講演を聞いたとき、井上監督のすばらしさを肌で感じて、大いに期待できるなと感じました。ですので、研修で使わせていただいたのですが、その後の実際の柔道チームひとりひとりの活躍ぶりを見て、そのお一人お一人の選手に対する井上監督の指導の姿が目に浮かび、私の感じたことがそのまま証明されたようにも思えて、とてもうれしく感動をいただきました。
山川裕正氏 コラム1画像2
ちなみに、この講演で何より心に残ったのは、
  「オリンピックで活躍するためには、自分の強みだけでなく、弱みも冷静に受け止め、その対策をしっかりやれることが大事である。そのため、その強み弱みを各人自身に振り返らせて、その対策を自分自身で進められるようにしていった。また試合では予期できないいろいろな状況がおこってくるので、それに対処できるだけの精神的な鍛練が必要になる。そこで柔道だけでなく、お茶や陶芸などの全く関係ないことも訓練に入れている。」・・と言った話です。
これって、まさに経営そのものですし、リーダーが身に着けるべきことでもありますよね。
最近のリーダー論に、「自分を客観的に捉えられる精神力を重視する」ことが言われていますが、ぴったりな話だと思います。


こんな気づきが、毎回得られるというわけです。著書やビデオではなく、直接ご本人からお聞きできることによって、より本質的な何かをはじめて受け取れるように思います。
井上監督も決してお話が上手と言うわけではありませんでしたが、その誠実で謙虚なふるまいとともに、一方で信念と合理性の両方がしっかり備わった方ということが、よくわかり、部下たちが信頼してついて行くであろうことも、容易に想像できました。そうした直接の人格的出会いによるインスピレーションがえられるのも、大会の大いなる価値でしょう。
・・・さて、まだまだ続くのですが、一度に全部お伝えすると読む方もお疲れになるでしょうから、ここまでを前編ということでいったん筆をおきたいと思います。引き続き、次回、後編のコラムもどうぞご期待ください!

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