【平松陽一】人と仕事と仕組みの『スリーバランスセオリー』 11

スリーバランスセオリー


11.区分して捉えることから始める


組織を発展させるためには、現在行っている事業を区分として捉えてみることだ。
これには次のようにしてみると分かりやすい。

市場(お客様)×商品(何を売っているか)×スリーバランスの3つである。
そうすると、今の事業は幾つかに分けられるはずだ。
これは、企業規模の小さな組織であっても、1つということはないはずである。
ところが、一般的には何となく儲かる顧客、うるさい顧客、儲かる商品、売れる商品と漠然として見ていることが多い。
来るだけ具体的に区分してみることである。
そして、何よりもそれぞれの区分の中で、スリーバランスがどうなっているかを整理してみることだ。
よく言われるように社長の仕事は、次の糧を探ることにあるという。
このために、何かよい事業はないかと日夜努力されているはずである。
ところが、世間とは冷たいもので、明らかにこれから成長性のあるよい事業であっても、もう他社が手を出しているし、
同じようにやっていても上手くいかないものだ。
それは、市場が良いだけであり、それに伴う商品、そしてスリーバランスがちぐはぐであるということだ。
それにも関わらず、社長の思いつきで新規事業を展開されることは、はっきり言って周囲は迷惑なことであるといってもよい。
成功のためには、市場・商品を区分として捉え、これとスリーバランスの関係を見ることである。


[前回へ][次回へ]

平松 陽一へのお問合せはこちら