【平松陽一】組織を動かす経営計画  07

組織を動かす経営計画


07.3つの経営計画

経営計画を期間で分けると、長・中・短になるということを説明しました。
企業ビジョン(長期経営計画)は、経営の枠組みを示したもので、
「こうなろう」「この範囲までは」というものです。

中期計画は、3年程度を想定していますから、具体的な手の打ち方(戦略的)に
直接経営としての到達点を示しています。
それに対して、年度経営計画は、1年の移り変わり四季をベースとしたもので、
「何をしなければ」「何をしたか」という行動の在り方を表したものです。
この3つのものは相互に関連したもので、経営理念により関連づけられます。
                              

経営理念は老舗では家訓とも言われるもので、何か迷った時に「どうあるべきか」の
判断のよりどころとなるものです。京都本田味噌の「味噌屋と言われる商売をせい」は
その代表的なものです。

老舗の家訓は、具体的なものが多いのに驚かされます。

朝早くから働け!

うそをつくな!

といった、そんなの当たり前ではないかと思われるものが多いのです。
経営理念は、素直に思っていることを表現することがポイントとなります。
くれぐれも言葉遊びにならないことです。
経営理念によって相互の関係を持つ時、組織のメンバーは自分のすべきことが
明確になり、迷いが無くなるのです。


次回:2016年5月18日 掲載

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