【平松陽一】組織を動かす経営計画 17

組織を動かす経営計画


17.経営企画と経営管理の違い

よく聞くものに、経営企画と経営管理という言葉があります。
この2つの組織が、自社に有る・無しは別にしても、この2つの機能を
組織の中に設けておくことは大切なことではないでしょうか。
経営企画とは、経営の目標を設定するものに重きを置くものです。
それに対して経営管理は、経営目標達成に対して、どのように動いたらよいか、
動いているかをコントロールする部門であると言えます。
従って、比較的規模の大きい組織としては、この2つを分けていることがあります。

ここで読者の皆さんに考えて頂きたいのは、この2つの機能を持つ部門を持つことではなく、
目標を設定するということと、達成のコントロールをするということを分けてみてはどうかということです。
目標設定では、こんなことできるかということがあります。
それに対して、このレベルまでやっておかなければというものもあるのです。
そして、与えられた難しいなと思われる目標を達成しようとするコントロール(アイデアを含む)力が
求められるのです。この2つは、あたかも同じように見えて、
実は同時に行っていくことの難しさがあります。
そのために、部門を分けた方がよいのですが、それが難しいのであれば、
1人2役の頭を切り換えることが求められるのです。
見方を変えると、経営計画は気楽に考えられて責任を取らなくていいから無責任だ
という見方ができますし、私自身それを否定しようとは思いません。
その背景には、経営は気楽に、ある意見で無責任なところも必要だと思うからです。
それは、組織の余裕に通じるものなのです。この余裕がなければ、組織の成長・発展はあり得ないのです。
程度はありますが、出来なさそうなことを考えてみるのは、組織的には求められるものなのです。


次回:2017年1月11日 掲載

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