2023年5月2日

【社員研修トピック】新入社員の入社後のフォローアップの効果的な方法とは

新入社員の入社後のフォローアップの効果的な方法とは

さて、皆様の会社の新入社員教育は、順調にお進みですか。
まだしばらく研修期間が続くという会社もあるでしょうし、基本研修を終えて、現場実習に入っているという会社もあるでしょう。
どのような研修体系のもとで育成するにしても大切なことは、せっかく入社してくれた新入社員を育てていくため、
しっかりとしたフォローアップが必要ということです。
では、どのようなフォローアップの方法をとれば、効果的なのでしょう。

新入社員の効果的なフォローアップの方法

新入社員の入社後のフォローアップには以下のようなやり方があります。

1、メンター制度の導入
新入社員にメンターをつけることで、フォローアップを行うことができます。
メンターは、新入社員の相談役として、業務や職場環境に関するアドバイスや情報提供を行います。

2、OJT(On the Job Training)
実際の業務現場での指導や指導を行うことで、新入社員の業務スキルを高めることができます。

3、定期的な面談の実施
新入社員と直属の上司や人事担当者との定期的な面談を実施することで、入社後のフォローアップを行うことができます。
面談では、新入社員の業務状況や課題、やりたいことなどを確認し、必要なサポートを提供することができます。

4、社内イベントの開催
社内イベントや交流会を定期的に開催することで、新入社員と他の社員とのコミュニケーションが取れるようになることができます。

5、研修の実施
入社後に研修を実施することで、新入社員のスキルアップを図ることができます。
研修では、ビジネスマナーやコミュニケーションスキル、業務に必要な知識やスキルなどを学ぶことができます。

以上のようなフォローアップのやり方を実施することで、新入社員の定着率の向上や、スキルアップの促進が期待できます。

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フォローアップのポイント

それでは、上記であげたフォローアップの方法の中でも特に3つ、
1、メンター制度の導入
2、OJT(On the Job Training)
3、定期的な面談の実施
それぞれの施策を実施する際のポイントについてみていきます。

メンター制度の導入

まず、メンター制度を導入する場合には、以下のような点に注意する必要があります。

●メンターの選出
メンターとして選ばれる人は、新入社員にとって頼れる存在であることが求められます。
また、メンターになる社員の意欲や適性を考慮して選出することも重要です。

●メンターの育成
メンター制度は、メンター自身の成長やスキルアップにもつながる制度であるため、メンター自身の育成も重要です。
新入社員に適切なアドバイスや指導ができるよう、メンターの育成やトレーニングを行うことが必要です。

●コミュニケーションの確保
メンター制度を運用する上で、メンターと新入社員のコミュニケーションを整えることが重要です。
メンターと新入社員のスケジュールを調整し、定期的な面談や相談の場を設けることで、
コミュニケーションを促進することができます。

●メンター制度の運用の見直し
メンター制度を運用する上で、定期的な見直しを行うことが重要です。
メンターと新入社員の相性や成果、制度の運用上の課題などを把握し、改善点を見つけることが必要です。

以上のような点に注意することで、メンター制度を効果的に運用することができます。

新入社員のOJTの注意点

次に、新入社員のOJTを進めるにあたり気を付けることです。
新入社員のOJT(On the Job Training)を進める上で、以下の点に気を付けることが重要です。

●ゴールの明確化
OJTの目的や目標を明確化し、新入社員に伝えることが重要です。新入社員が何を学び、
どのような業務を行うのかを明確にすることで、意識を集中させることができます。

●指導者の選定
OJTを担当する指導者は、新入社員がスキルや知識を習得するための効果的な指導を行うことができる人物である必要があります。
人選には十分な配慮が必要です。

●質問に対するサポート
新入社員は、業務に慣れていないために質問や疑問が多くなる傾向があります。

●フィードバックの提供
新入社員は、自分がどの程度成長しているかを知ることが重要です。
指導者は、定期的にフィードバックを提供することで、新入社員の成長を促進することができます。

●環境の整備
新入社員が業務を行うために必要な環境やツールの整備が必要です。
指導者は、必要な環境やツールが整っているかを確認し、問題があればタイムリーに対応する必要があります。

以上のように、OJTを進める上では、ゴールの明確化や指導者の選出、
質問に対するサポート、フィードバックの提供、環境の整備など、様々な点に注意する必要があります。

定期的な面談の実施

新入社員との定期的な面談の内容については、以下のような事例があります。

新入社員との定期的な面談は、新入社員の仕事やキャリアの成長を図るために非常に重要です。
以下に、面談の内容の例をいくつか紹介します。

●業務の進め方や質について
上司からの評価や改善点などを共有することで、業務の向上につながります。

●スキルアップに関する相談
新入社員が今後のキャリア形成のために必要となるスキルや知識について、上司からアドバイスや指導をします。
これを定期的に実施することで、新入社員の成長を促します。

●目標設定の共有
新入社員と上司が、業務やキャリアにおいて達成すべき目標を共有することで、
モチベーションの向上や成長の方向性を明確にすることができます。

●会社文化やビジョンの共有
新入社員が会社のビジョンやミッションを把握し、会社文化に適応できるようになることは非常に重要です。
上司から会社のビジョンや文化について説明し、
新入社員が会社の理念を理解することができるようにすることが大切です。

以上のような内容を定期的に共有することで、新入社員と上司とのコミュニケーションが促進され、新入社員の成長を支援することができます。

私どものお手伝いしている会社で、
この「メンターの導入」「OJT(On the Job Training)の実施」「定期的な面談」を組み入れた「指導員制度」を導入して、
目に見える成果をあげている会社があります。
それまで、新入社員が入社しても、キメ細かいフォローアップができず、
退職者が頻発していた現状を何とかしようと、チームによる育成体制を整えたのです。
新入社員の先輩指導員、部署の上司、部門長、そして採用を担当した人事部、
それら新入社員を中心とした「育成チーム」のメンバーを選定し、丁寧な育成に着手しました。
現場での実施をより確実にするため、新入社員と指導員の研修体制も整えました。
年間数回実施した研修では、新入社員、指導員、それぞれから悩みがでてきます。
そのひとつひとつに、人事部も一緒になって解決策を検討し、新入社員のとまどいと不安を取り除いていったのです。
その結果、退職者は激減し、それまでとは見違えるようにイキイキ働く新入社員がそこにいました。
新入社員の教育を何とかしなければと、制度だけ作っているだけでは機能しません。
新入社員個別に担当者を選任し、役割を明確化し、研修も実施し、上司の応援もあってはじめて効果が上がるのです。
新入社員の育成で効果をあげておられる会社は、このようなチームで育成するという体制を作っています。

社会人に必要な基礎力とは

では、最後に、入社後の研修でやるべき社会人に必要な基礎力を上げておきましょう。

社会人に必要な基礎力には以下のようなものがあります。

●コミュニケーション能力
相手の立場や感情を理解する、自分の意見を適切に伝えることができるコミュニケーション能力が必要です。

●問題解決能力
問題を分析し、解決するための能力が必要です。

●協調性
他の人と協力し、チームで仕事を進めるための協調性が必要です。

●時間管理能力
自分の時間を管理し、効率的に仕事をこなすための時間管理能力が必要です。

●責任感
仕事に対して責任を持ち、結果を出すための責任感が必要です。

●柔軟性
状況の変化に対して柔軟に対応し、適切な判断をする能力が必要です。

●プレゼンテーション能力
自分の意見やアイデアを相手にわかりやすく伝えるためのプレゼンテーション能力が必要です。

●技術力
自分が担当する業務に必要な技術力を持つことが重要です。

●マネジメント能力
チームリーダーとして、仕事を進めるための基礎知識が必要です。

これらの基礎力を身につけることで、社会人として活躍するための土台を作ることができます。

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<文責 増岡>