【平松陽一】組織を動かす経営計画　 08

経営計画では、目標（売上、粗利、経常利益など）を設定します。
ここで忘れてしまいがちなのが、目標数値が組織（図）として一致していないことがあることです。
目標と一致している組織単位（業務単位）が直接部門（ライン）と言われるところで、
関係していないところを間接部門（スタッフ、支援部門）ということになります。

組織を組み立てる時は、直接部門を中心に行うことです。この直接部門が目標を達成するために、
どのような支援（スタッフ）部門が必要であるかを検討してみることです。

気をつけなければならないのは、組織変更の時に支援部門だけが生き残り、
直接部門だけが変わっていくということです。
そうならないために、直接部門の変更に合わせて間接部門は変化させていくことです。
そうなると、間接部門を存続させるために、直接部門を変化させると、捉えられてしまい、
間接部門を中心とする組織になってしまうことになるのです。

次回：2016年6月1日　掲載

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