2019年4月17日

【平松陽一】社長・後継者のためのホンネ経営 Ⅱ-20

Ⅱ.「巧手」


20.聴き込みの工夫

セミナー業界にこれまでも、これからも現実的に起こるものがあります。
それは、米国を中心とする海外セミナーの導入です。
その中で、マネジメント、リーダーシップのセミナーには、1つの共通的結論があります。
それは、人の話をよく聴こうというものです。
うがった見方をするのであれば、セミナーのプロセスの実習やまとめ方を変えるだけといったものです。

教育関係の仕事をしていて面白いと思うのは、
日本人は人の話を聴くことをプロセスと捉えているものが多い反面、
米国では聴くを最終手段と考えていることが多いのです。
どちらが正しいというのは、あまり意味のないことなのです。
プロセスで見ようが同じことなのです。

かつて、話し方がブームの時期もありました。
しかし、今では聴き方なのです。
SNSを活用している人達がよく言うのは、そのもう一歩先が知りたいのに、
それが分からないというものがあります。
これが今日の現実なのです。

SNSにより、主張はしやすくなったのですが、主張しても反応が分からないのです。
どうしてそうしたいか、そうしなければならないかを把握することが社長には求められるのです。

次回:掲載予定未定

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