経営セミナー 全国経営者大会のあゆみ
来年2022年1月26日(水)~28日(金)の日程で開催する経営セミナー「全国経営者大会」が第135回を迎えます。
戦後しばらくして、わが国の復興期からスタートして既に70年が経過しようとしています。当初この大会は年1回1月に開催され、
新たに始まるその年の1年間を予測し、それぞれの企業や経営者が自社の計画や戦略を立てる上でのよすがにしたものです。
しばらくするうちに世の中の変化が速く、激しくなって、年に1度の開催では変化が大きすぎて年初の予測が1年の途中で修正し、予測し直す必要に迫られてきました。
しかも国内の政治・経済のみでなく世界経済や国際政治・外交・社会変化まで、広く企業の経営に大きく影響を及ぼすようになってきました。
その結果、現在のように1月の新春大会と7月の夏期大会の年2回の開催となった次第です。
その間、この大会はニクソンショックや石油ショックをはじめ不況期や大きなショックを乗り越え、現在の新型コロナ禍でも一度も延期や中止をすることなく、
連綿と今日まで続け、今回第135回を迎えた訳です。
さすがにこの新型コロナ禍での開催は、国からの規制やホテル業界の規制もあり、開催が危ぶまれました。
しかしながら、少人数制に限定してでも開催する方法はないか、衆知を集めてできる方法を徹底的に考えようということで、
昨年の夏期大会からは、実際に会場に参加いただくリアル受講とリモートで参加いただくハイブリッドでの開催を初めて実施しました。
当時は大きな投資も必要で不安もあり、大変な決断でしたが、実行してみればリアルでの参加者からも、リモートでの参加者からも大変な好評で、ハイブリッドでの開催は大成功でした。
新型コロナも収まりつつありますが、まだしばらくはウィズコロナといった状況が続くと思われます。
たとえこのコロナ禍が収まってポストコロナといわれる時代になっても、今後このリアルとリモートのハイブリッドで開催する方式はそのまま残るのではないかと思います。
リアルで参加いただいての実際の会場における迫力や臨場感は、画面や音声だけでは到底味わえません。
そして全国各地から参加された、ありとあらゆる業種、業界や規模を超えた参加者の皆さんとの交流は実際に参加することの大きなメリットです。
実際に参加した人は、希望によっては講師の控室で講師と直接に名刺交換したり、質問することもできます。
リモートでの参加の場合は、3日~4日間の東京への出張の必要がなくなり、ご自分の社長室や自宅で参加できるメリットは極めて大きいと好評です。
途中で仕事が入った場合、開催の翌週の3日間は見逃し配信で受講することも可能です。これはリモート参加の方のみの特権で、特に多用な若い経営者には大変好評です。
時代の変化に対応し、企業や経営者の課題やその具体策を探っていくとともに、これからの複雑な社会における重要な諸問題の解決策を求めて、講師や参加者共々研鑽をすすめてまいりたいと思います。
<文責:理事長 鳥越孝>