社長は、太陽！
―VUCA（変動、不確実、複雑、曖昧）時代の社長の大戦略：番外編―

この地球上のすべての生物は、太陽があってこそ生存でき、活き活きと生きていけます。
もし太陽がなくなったら、すべての生物はあっという間に死滅します。
そうでなく陰り続けるだけでも、大半の生物は衰弱し死に絶えてしまうことでしょう。

会社も一緒。
社長が“明るく元気”に太陽のように輝き、
すべての社員一人一人にその元気を与えるからこそ、
社員はやる気になって元気に頑張れます。

社長が会社の使命とビジョンを示して希望をあたえてくれるから、
社員は勇気出してチャレンジできるし、たとえ苦しいことがあっても乗り越えられるのです。

社長が常にちゃんと見守ってくれ、時にあたたかく励ましてくれるから、
社員はへたった心にエネルギーを補給してもらえ、安心して頑張れるのです。

社長が、太陽のように社員みんなを公平に扱い、みんなに大いなる恵みを与えるから、
みんなが協力し合って一緒に喜びを分かちあい、
より大きな幸せを自ら生み出していけるのです。

社長は、社員にとって太陽なんです！

もし社長が社員に希望を与えず、しっかり見守りもせず、ただただ厳しいだけなら、
社員はすぐさまやる気を失い、不安にさいなまれ、他責の言い訳ばかりに汲々としてしまうでしょう。

もし社長が、ほんの少しでも（できない）社員を見捨てるようなそぶりを見せるなら、
あるいは不公平な扱い（と社員に思われてしまう態度）を見せるなら、
（多くの）社員は不安を超えた恐れさえ感じて、いつ会社を辞めるかばかり考えて、
仕事も手につかないことになってしまうでしょう。

太陽が陰ったら、地球の生物の大半が衰弱して死滅するように、
社長が社員にとって太陽であることを忘れたら、
会社は荒廃して、衰退の道をたどってしまうでしょう。

だから社長さんには、自分が太陽であることを忘れず、
常に明るく光輝いていてほしいんです。

但し・・
といっても注意しないといけないことがあります。
太陽があまりに強すぎたら、
多くの生物は干からびて、枯れ果ててしまいます。
社長一人のみが、危機感もって頑張っている会社も一緒です。
そうした会社は、例外なく社員に覇気がなく、
疲弊し消耗しています。
ときには強烈な太陽の照りも必要ですが、
日頃の適度な陽光が心地いいように、
また生物の種類によっての違いがあるように、
社長の社員への働き掛けも、
適切なコントロールが必要でしょう。

また、日々の昼と夜の巡りも大事です。
一日中太陽が照りつづけていたら、生物は休まることがなく、
そこで生き残れる生物はほとんどいないことになってしまうでしょう。
会社も一緒。社員にとっては社長がいない時間も大切です。
その時間は息抜きや安息だけでなく、
社長と違った発想の仕事がのびのびできる場となるはずです。
社長はそのことをわかってあげて、社員に意図した休息を与えたり、
社長を無視して自由に考え、ふるまえる場を意図して作ってあげる。
それは社員が生き生きと働くために、とても大事なこと。

社長さんに、お願いします

社長と社員は、全く違います。
社長のあなたは、
元気で太陽のように輝き、すべての社員一人一人にその元気を与えていますか。
そして、やる気にさせていますか。

社長のあなたは、
熱き思いをもって会社の使命とビジョンを示して、社員に誇りと希望をあたえていますか。
そのうえで、社員に未来へ向けたチャレンジをさせていますか。

社長のあなたは、
常に社員をちゃんと見守って、時にあたたかく励ましていますか。
特にへたった社員の心にエネルギーを補給して、安心して頑張れるようにしてあげていますか。

社長のあなたは、
社員みんなを公平に扱い、みんなに大いなる恵みを与えていますか。

さらには
社長のあなたは、
社員への働き掛けを適切にコントロールしていますか。
そして
社員に対して息抜きや安息だけでなく、
社長と違った発想の仕事をのびのびやらせていますか。

それが出来ているなら、
（いや、少なくとも、それが出来ることを目指しているなら・・）
地球が幾多の危機を乗り越えて
豊かな生命体として輝いているように、
きっと、あなたの会社も今ある危機や障害を乗り越えて、
さらに豊かに輝き、繁栄していくことでしょう。

追伸

ちょっと偉そうな言い方に聞こえたら、
申し訳ありません。
私自身が過去の零細自営業の社長としての自分を振り返り、
その時“太陽”になれていなかった至らなさを深く反省し、
社長の皆さんへの応援歌として、
書いているつもりです。

繰り返しますが、
“太陽”は、いつも私たちに大いなる元気と希望を与えてくれています。
社長は、“太陽”という素晴らしい使命を担う人なんです。

そんな素晴らしい使命を担う社長さんを、
私は経営コンサルタントという『無私』の立場で、
これからも精いっぱい、熱き思いをもって
ご支援していきたいと思っています。

以上

文責：株式会社CBC総研　山川裕正氏

（講演依頼サイトの講師SELECTにとびます）

講師SELECT　山川裕正氏　プロフィール（講演依頼サイトの講師SELECTにとびます）