2014年2月4日

【平松陽一】人と仕事と仕組みの『スリーバランスセオリー』

東日本大震災で大打撃を受けた企業の

再建支援で、私が確信したこと

私は、40年間経営コンサルタントとして活動してきました。

特に東北には、長い間親しく指導している会社も多く、先般の大震災後はその企業の再建支援に奔走いたしました。

そんな中、私が改めて確信したのが

「スリーバランスセオリー」の重要性です。

多くの人が「組織はルールの通りに動く」と思っていますが、実はそうではありません。

経営学の世界では、長い間「人」か「仕事」かという組織の割り切り方をしてきましたが、それに対して私は疑問を感じていました。

例えば、なかなか業績が上がらない社長からよく聞く言葉に「〇〇さえすれば、〇〇ができれば」といった内容のものがあります。

ところが、あまりこの〇〇に固執するがために組織のバランスを失ってしまうということがあります。

では、ここでいうバランスとは何か。

そのベースにあるシンプルな原則が、スリーバランスセオリー(三脚の原理)です。

 

第一の脚 仕事

第二の脚 人間

第三の脚 しくみ

これは、今から40年ほど前に産業能率大学主幹研究員の岡部博氏が提唱したものです。

以後、私はこの原理を日々の指導の中で実践してきました。

この具体的な内容については、これから連載の中で、明らかにしてまいります。

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